季節と左官の関係はある? 最適な季節はいつ?

皆様、こんにちは。

埼玉県さいたま市を拠点として関東全域で、一般住宅からビル、店舗などの内装左官・外装左官を手掛けている美匠です。


新築やリフォームでお打ち合わせをしているとよく聞くのが、この月までに入居したい、というご要望。たとえばお子さんの進学などを機に引越しをしなければならないのなら、3月の早い段階で工事を終えられていたら理想的ですよね。


ただし左官工事は、季節によっては通常よりも時間がかかることも。今回は、左官工事の最適な季節について、ご紹介いたします。




左官の施工時期はいつが良い?



ずばり、左官のベストな施工時期は、春と秋。外で過ごしていて気持ちの良い時期が理想です。

逆に推奨されないのが、極端に暑い日や寒い日です。


というのも、左官は空気中の湿度と密接に関係する工事。

仕上がった漆喰や珪藻土、プラスターなどは手で触れても何もつきませんが、施工時は水分を含んでおり、固めのソフトクリームのような状態のものを、鏝(コテ)やローラーで塗っていきます。

そこから養生をして乾燥させていくのですが、この乾燥具合が季節や気候によって影響を受けるのです。




極端に暑すぎたり寒すぎるとどんなトラブルが……?



じゃあ夏は暑いけれども、湿度が低いという面では良いのでは?と思われるかもしれませんが、暑すぎると乾燥するスピードが早くなってしまいます。そうなると作業時間も圧迫され、精緻な施工が難しくなるケースが。


また乾燥が急に進むと「ドライアウト」という現象が起きてしまい、漆喰の表面に細かいヒビ割れ(クラック)が入る場合があります。


一方、寒いとなかなか乾燥しません。あまりに寒くなりすぎると乾燥するスピードがゆっくりになって、なかなか水分が引かずにタイミングよく作業ができません。


ちなみに着色した漆喰は、乾燥するスピードが遅いと、白い粉が表面に浮き上がって色ムラのように見える「白華(ハッカ)現象」が起こりやすくなる傾向があります。




これからは左官のベストシーズン! 左官工事ならさいたま市の美匠にお任せください



乾燥によるトラブルが起こりやすいのは、気温が35度以上の極端に暑い日、また気温が5度以下のひどく寒い日。材料メーカーによっては、品質確保のために施工に適した室温と湿度を定めているケースもあります。


加えて湿度が高い日が続く梅雨時もあまりおすすめできません。

足場をかける必要がある外壁の左官工事なら、強風も好ましくない条件の一つです。ちなみに左官は塩害にも強い自然素材ですが、施工中は強い潮風の影響は受けないほうがベターです。


このような理由で、これからは左官工事のベストシーズン!

お住まいのエリアの気候を考えて、ていねいに施工してくれる信頼できる業者に相談しましょう。


美匠では、お客さまからお問い合わせをいただけば、ご要望次第ではご訪問して説明するなど、常にお客さまに寄り添った姿勢を大切にしています。

左官は仕上がりも色も質感も、さまざまに変えることができる自由さがあります。

ヒアリングから施工まで職人が一気通貫で担当することで、思い描く仕上がりが実現できます。


直接ご依頼いただくことで、中間マージンを省くことができ、リーズナブルな施工が可能。漆喰や珪藻土はもとより、人気のモールテックスなどさまざまな左官材の工事実績があるので、まずはお気軽にお問い合わせください。

漆喰の壁に興味がある、人にも環境にも優しい自然素材でつくりたい、左官のプロを探している……こんな方は、ぜひさいたま市の美匠までご相談ください。