左官工事はマンションでも活用されています! 主な用途やメリットを紹介  

皆様、こんにちは。

埼玉県さいたま市を拠点として関東全域で、一般住宅から店舗まで、幅広く内装左官・外装左官を手掛けている美匠です。


一般的に左官工事といえば、一戸建ての和室や塀に施工されるイメージが強いと思われます。しかし実は、マンションでも左官工事が行われていることをご存じでしょうか。左官工事はマンションの多くの場所で活用されており、マンションであるがゆえのメリットもあるのです。ここではマンションで左官工事が使われている場所や、そのメリットをご紹介します。




■マンションでは、こんなところにも左官が活用されています!



マンションではあまり目立たない箇所も含め、さまざまな箇所で左官工事が行われています。特に重要なのが、新築工事の際の壁・床・天井などの下地づくりと仕上げ作業です。実は、マンションの壁や床の大部分は左官工事によって作られています。


実際に、マンションの固い壁や床を観察してみてください。壁紙やカーペットで隠れている場合もありますが、大理石などをそのまま使用している部分を除き、壁や床は左官材料を塗り重ねて作られています。左官工事なしでは、マンションは作れないと言っても過言ではありません。


また、耐震・補強・修繕工事における壁や柱の補強・補修作業も、左官工事によって行われます。ひび割れたり剥がれたりした部分に材料を塗り重ねて補修できるのは、左官工事の大きな強みです。もちろん、左官工事の一般的なイメージである、漆喰や珪藻土による内壁の仕上げ塗装も行われます。


こう考えると、むしろ一戸建てよりはマンションの方が、左官工事が用いられる機会が多いかもしれません。同じことは、オフィスビル・テナントビルや店舗向け物件などにもいえます。左官工事の活躍の場は、想像以上に広いのです。




■マンションで左官仕上げを行うメリット



漆喰や珪藻土といった塗り壁は、そのデザイン性や機能性の高さにより、近年再び人気が高まっています。塗り壁の代表的なメリットは、調湿性や消臭性に優れているので、余分な湿気や生活臭を吸収してくれることです。これは一戸建てでもマンションでも同じですが、マンションの場合はさらにメリットが大きくなります。


なぜなら、マンションは窓が少なく気密性が高いため、どうしても湿気や生活臭がこもりやすいからです。現在は24時間換気が義務付けられていますが、一戸建てに比べると空気の入れ替えがしにくいのは否めません。この点を塗り壁で補えば、とても快適な生活空間を作ることができます。


また、左官材料はシックハウス症候群の原因となる化学物質(ホルムアルデヒドなど)を含んでいません。そのため、健康被害を最小限に抑えられ、安心して生活できます。マンションのような気密性の高い環境では、シックハウス症候群のリスクも高まるので、このメリットをさらに活かせるでしょう。


そしてもちろん、デザイン性の高さも魅力です。塗り壁のデザインに決まった形はなく、職人のコテ捌き次第で自由自在に模様を生み出すことができ、壁紙と違って立体感も出せます。新築マンションの壁紙はシンプルなデザインになっていることが多いと思われますが、左官仕上げをすれば表情豊かな壁になり、高級感も生まれるでしょう。


このように、マンションの左官仕上げには数々のメリットがあります。ただ、左官工事は材料の選別から始まって、周辺部の養生やボードの凹凸を埋める下地処理、そして下塗り~上塗りと、手順に沿って丁寧に施工しなければなりません。施工場所の環境や季節も考慮する必要があり、職人の知識と技術力が問われます。金額なども含め、左官仕上げに興味がある時は、まず専門業者に相談してみましょう。





美匠は、自然素材を使った「人にも環境にもやさしい左官工事」を行っている会社です。お問い合わせに対しご自宅を訪問して説明するなど、お客様に寄り添った提案を大切にしています。ヒアリングから施工までベテランの職人が担当することで希望通りの仕上がりになり、直接ご依頼をいただければ中間手数料がかからずコストカットも可能です。


取り扱い材料も豊富なため、さまざまな左官材料に対応できます。デザイン見本をその場で再現することで、現物を直接確認しながら決定していただけるのが大きな強みです。土壁に興味がある、左官工事が得意な業者を探しているという方は、ぜひさいたま市の美匠までご相談ください。