サステナブルな左官で空間を彩ってみませんか?

皆様、こんにちは。

埼玉県さいたま市を拠点として関東全域で、一般住宅からビル、店舗などの内装左官・外装左官を手掛けている美匠です。


年々、大雨や台風など自然災害が激甚化していますが、こうした背景の一端には地球温暖化があると言われています。国も2050年カーボンニュートラルに舵を切り、建築もサステナブルで環境にやさしいあり方が問われています。


そんな時代の最先端をゆくのが、古くて新しい「左官」です。

今回はサステナブルや環境との親和性という点から、左官の魅力を紹介します。




建設業が環境に与える影響とは?



現在の建設業の問題として、環境に与える負荷が非常に大きいことが挙げられます。

コンクリートはカーボンニュートラルという観点で見れば、製造時に二酸化炭素を大量に排出する材料。


また二酸化炭素を吸収し、地球温暖化を防止・抑制してくれるはずの森林も、現在は手入れ(育林)をする人材がおらず、荒れ放題という状況です。


育林をしなければ木々は伸びる一方で、森が真っ暗になってしまいます。森に日が差さないと地表には草が生えず、土がむき出しになって雨が降っても受け止めきれません。近年の土砂災害は、こうした森林の保水機能が落ちていることも理由に挙げられています。


ではなぜ、育林ができないのか。それは、日本は国土の7割近くが森林であるのに外材を輸入して国産材を使わず、日本の山にお金が還元されないからなのです。

こうした建設業のいびつな構造にあって、サステナブルで環境とも親和性があるのが左官です。




日本人の自然観を色濃く宿し、建築文化を育んできた左官材



昔の日本の家は、地場の木や土などを、身近な材料を使ってつくられてきました。

左官も地元の土を調合し、そこにツノマタなど海藻を原料とした糊を加えたり、地域によっては牡蠣などの貝殻を焼いた灰を混ぜるなど、海と山の恵みをふんだんに用いていたものです。


鉄筋コンクリートの内部には金属が入っていますが、かつての左官の骨組みは竹。小舞(こまい)と言って、縦横に網状に細かい竹を組んだ上に、ねっとりとした左官材を塗りつけ、乾いてはまた塗って……という造り方をしていたのです。


それは地震国・日本ならではの知恵でもあり、土壁は多少傾いても倒壊しづらい「ねばり」のある建築構造を支えるものとして、日本独自の建築文化の発展にも寄与してきました。




健やかな空間をつくりデザイン性にもすぐれた左官材



今は左官業もポジティブに現代技術を上手に取り入れ、さらなる進化を遂げていますが、こうしたサステナブルなものづくりのスピリットは変わっておりません。


何より土を原料とする左官は、環境だけでなく人にもやさしい素材です。

日本古来より伝わる左官材・漆喰は、厚く塗ると断熱効果が期待でき、調湿性に富み、さらにはアルカリ性由来の抗菌効果をもっています。


珪藻土も多孔質で調湿性にすぐれ、夏のうっとうしい湿度や冬の乾燥にわずらわされることなく、室内を快適にしてくれます。防臭・自浄効果も期待でき、ワインのシミなどがついてもひどい汚れでなければ自然と消えてくれるのもうれしいところ。


いずれも色み・塗り方によるテクスチュアが自由自在で、オンリーワンの空間がつくれます。




工事ならさいたま市の美匠にお任せください



このように左官は、自然に敬意を払ってきた日本独自の精神性を宿す、サステナブルな材料です。ただしそのポテンシャルを発揮できるのは、左官の真髄を知り尽くしたプロフェッショナルだけ。


美匠は左官の自由さや自然素材の性能を知り尽くしているからこそ、ご要望次第ではご訪問して説明するなど、常にお客さまに寄り添った姿勢を大切にしています。


直接ご依頼いただくことで、中間マージンを省くことができ、リーズナブルな施工が可能。漆喰や珪藻土はもとより、人気のモールテックスなどさまざまな左官材の工事実績があるので、まずはお気軽にお問い合わせくださいね。



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